乳ガンを患い、現在ステージ4で末期の小林麻央さん。
大変危険な状況でありますが、一方でその死の淵からよみがえった「ガン生還者」もいます。
ガン生還者に共通することは何か!?
最新医療だけが全てではなかった!?
幸せの絶頂期に「それ」は起こった
小林麻央さんは、ニュース番組「めざましどようび」の初代お天気お姉さんとして、2003年に「デビュー」しました。
清楚な顔立ち、抜群のプロポーションに加え、上智大学文学部卒という知的さから注目されました。
ニュースキャスターのアイドル化は麻央さんによって一般層にも定着したといっても過言ではなく、以後も「お天気お姉さん」というワードは若手キャスターの登竜門とも目されるようになりました。
「めざましどようび」と並行して、2004年にはドラマ、CMに進出。
特にCMは「サッポロビール」「ハウス食品」「大塚製薬」をはじめとする一流どころばかりで、デビューからわずか2年余りで大物タレント並みの知名度を獲得しました。
また2005年には写真集「まおのきおく」(DVD付)を発刊。
現役のニュースキャスターであることを考慮してか、露出は少なめですが、DVDも付属している充実の一冊です。
その後2010年1月には歌舞伎役者で俳優としても活躍する市川海老蔵(本名、堀越 寶世[たかとし])さんと結婚。
2011年、2013年にはそれぞれ長女の麗禾(れいか)ちゃん、長男の勸玄(かんげん)君を出産しました。
結婚後、とくに出産後はメディアへの出演を控え、夫のサポート、子育てをメインにシフトしました。
ガンは、そんな幸せの絶頂期に発症しました。
2016年6月に、夫の海老蔵さんによって、麻央さんが乳ガンを患っているとの発表がなされました。
当時より既に1年8カ月前に、ガンが発覚していたとのことで、2014年の終わり頃には乳ガンに侵されていたとことになります。
麻央さんはその「闘病記」ともいえるアメーバブログを開始。
芸能人が現在進行形でその経過を発表するのは非常に珍しいということで、アメーバブログの読者ランキング、Yahoo!やGoogleの検索ランキングでも常にトップをキープしています。
→小林麻央さん ブログ「KOKORO」
一部のメディアでは、麻央さんは主治医によって余命を宣告されたとの報も出ていますが、回復の見込みはあるのでしょうか?
ガン生還者に聞く「奇跡の回復」の条件とは!?
小林麻央さんが患った乳ガン。
生存率は具体的に何%なのでしょうか?
病期 | 症例数(件数) | 5年生存率(%) |
---|---|---|
I期 | 5,566 | 99.7 |
II期 | 6,368 | 94.6 |
III期 | 1,303 | 76.1 |
IV期 | 556 | 31.6 |
出典:http://www.tensen.com/cancer/stage4/breast.html
病期とは、ガンの重篤度を指します。
2016年10月3日、麻央さんは自身の病期がステージ4であると告白しました。
出典:http://ameblo.jp/maokobayashi0721/entry-12206042757.html
Ⅳ期(ステージ4)は上の表の通り最終ステージであり、5年後の生存率31.6%、つまり3人のうち2人は亡くなってしまうという非常に危険なであることが分かります。
麻央さん、海老蔵さんのアメブロで続報があるたびに気持ちがハラハラしてしまいます。
ただ一方で、3人のうち1人は、ガンから生還しています。
彼女たち、彼らはどのように生還したのでしょうか?
生還した方による本、手記を読んでいると、意外な共通点があります。
それは、最新医療でも手厚い看護ケアでもなく、「気持ちの持ち方」にありました。
この科学の時代にそんな精神論を持ち出されても、という意見もありますが、患者の気持ちの効果は医者も認めるところで、医学雑誌『New England Journal of Medicine』、『ランセット』(The Lancet)でも発表されています。
その「気持ちの持ち方」とは、下の3つのことです。
■お医者さん任せにしない
■人とよく話し、よく笑う
■普段の生活
順に詳しく見ていきましょう。
■お医者さん任せにしない
多くのガン生還者は、治療を医者任せにせず、何らか自分流の方法を試みています。
それは、抗がん剤が効かない、医者の処方がコロコロ変わって不信感を持ったことなどが、きっかけになるケースが多いようです。
その自分流の方法というのは、ガン生還者それぞれで異なり、どれが正解なのかは分かりません。
ただ、たくさんの生還者の本を読んでいると、「試すこと自体」が効果をもたらしているのではないかと思うときがあります。
身体というものは、私たちが思う以上に個人差があります。
医者は、身体の一般的な機能については詳しいですが、一方で個人差は意外と分かっていません。
「この薬は一般的に効果があると言われていますが、とりあえず試してみましょうか?」
鼻カゼ程度ならまだしも、命に関わる病気のときに、医者からこんな頼りないことを言われたら、誰だって不信感を持つと思います。
これまで何十年もの間、自分の身体と付き合ってきて、自分にしか分からないこともたくさんあるでしょう。
自分の今までの生活、行い、信条まで徹底的に見直し、ガンに対しいろいろと試してみることが、効果をもたらしているようです。
■人とよく話し、よく笑う
人と話すことは良い気分転換となり、内に向いがちな気持ちを外へと広げてくれます。
ガンを患ったことで、会社を辞め、友達とも付き合わなくなって、家に閉じこもってしまうケースがよくありますが、これがかえって病状を進行させてしまうことが少なくありません。
ガン患者のコミュニケーション効果を認めている病院では、治療以外にガン患者で組織された会話サークル、講演などへの参加を積極的に促しています。
小林麻央さんは有名人であることから、なかなか一般人との会話は難しいようですが、そのぶん芸能界で親しくなった方がよくお見舞いに来られるとのことで、ブログでもきれいな笑顔をみることができます。
病気のことを思うと、笑顔になるのもなかなか大変なことではありますが……。
■普段の生活
病気になってしまうと、これまでやっていた家事、仕事も辞めてしまって、毎日、寝床でうつうつと伏せてしまうことが多いです。
ですが、急激な生活の変化がかえって病状を進行させてしまうことがあります。
特に中年以降の方であれば、日々の活動、運動をしないことで大幅な筋力の低下、抵抗力の低下から別の病気、感染症を誘発することにもつながります。
末期のガン患者が、最後は自分の家で逝きたいと、普段の生活に戻ったところガンがなくなったというのは、よく聞く話です。
小林麻央さんの場合、夫の海老蔵さんをはじめとして周りが甲斐甲斐しくお世話をしているようですね。
現在の病状では普段の生活をこなすのは難しいところではありますが、可能な限りは麻央さんも自分で行っているようで、ガンからの回復に期待が持てます。
予断を許さない状況ではありますが、今後も麻央さんの回復を信じて見守っていきたいですね。
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