●新学期がもうすぐ始まる!
●好きな異性が出来た!
●お気に入りのズボンに足が通らなくなった!
●健康診断で注意された……
ダイエットを始める理由は人それぞれあります。
一方でダイエットを早く終わらせてしまおうという気持ちは共通しているのではないでしょうか。
食事制限、運動など、なかなか大変ですからね。
特に運動は、忙しい生活を送っている方にとっては難しいもの。
運動するためには、時間が必要ですから、毎日の生活時間から見直しをしなくてはならず、苦労される方も多いようです。
今回は逆に、初めてダイエットを行う方が陥りやすい方法、ダイエットに潜む「罠」など、いわゆるNGダイエットを紹介します。
一日単位で目標体重を設定する
人間の体重は約3%の増減を繰り返しているといいます。
つまり60kgの人間なら、2kgほど多くなったり少なくなったりを繰り返しているということです。
それは日々の体調であったり、食事のバリエーション、排泄の有無などさまざまな理由によります。
また、むくみも人によって体重が増加することもあります。
特に、ダイエットによって食事量が制限されると、排泄も不規則になります。
そのため、ダイエット前よりも体重の変化がはげしくなる場合もあります。
ダイエットしているのに、前日より2kgも増えている、といったことも当然あります。
そのため、一日単位で目標体重を設定すると、思い通りにダイエットが進まないとの落胆から、ダイエットをやめてしまうケースが多いのです。
ダイエットの計画を細かく区切る場合は、最低でも3日以上に設定しましょう。
あるいは1週間くらいゆるくしたほうが、のぞましいです。
3日ごとに体重をグラフ化して、ゆるやかに下降しているようであれば、ダイエットは十分に成功しているといえます。
いきなりフルにダイエットを実行する
一日のカロリーはこれだけにして、糖分は控えて、生野菜を食べて、ビールもやめて、通勤は一駅前で降りてジョギングを――
志が高いのは結構なことですが、いきなりフルパワーでダイエットを実行すると、かならず挫折します。
数日は持つのですが、だんだんとストレスが溜まってきます。
その結果、「少しだけならいいだろう」「これはもう無しにしよう」と、なし崩し的に終わってしまいます。
頭では「今日から心を入れ替えて」と決心しても、身体はそう簡単に切り替えることが出来ません。
また、極端に食事を変化させると、身体はその異変に備えて、栄養分、脂肪を蓄えようとします。
その結果、少ししか食べていないのに、痩せにくい身体になってしまうのです。
よって、ダイエットを必ず成功させたいならそのモチベーションを抑えて、最初は少しずつ始めるべきです。
「ダイエットをしていることが身体に、バレないような」ダイエットをすることが理想的です。
炭水化物抜きダイエット
ご飯の量を減らすダイエットが一番オーソドックスですね。
ところが、このご飯を完全にゼロにしてしまう方がいます。
美味しいおかずで舌を満足させてしまえば、ご飯を食べなくても、いけてしまうんですね。
糖分を制限するよりずっとラクにダイエットができてしまうため、炭水化物抜きダイエットなどといわれています。
しかしこの方法は、大幅な筋肉量の低下、湿疹やアレルギーによる肌荒れなどを引き起こします。
特に女性の方は、筋肉量の低下により中年期以降の骨粗鬆症に罹りやすくなるため、たいへん危険です。
一度減った筋肉をまた増やすのは、ダイエットよりも大変な筋力トレーニングが必要となりますから、長期的にはマイナスです。
目標の体重になったらダイエットを即ストップ
目標の体重に到達したら、すぐにドカ食いを始めるという方はさすがにいないと思われますが、多くの場合、目標を達成すると、気は緩みます。
それまでの食事制限はやめて、運動もサボりがちになることが多いです。
しかし、身体は恒常性(ホメオスタシス)の働きにより、元の身体に戻ろうとします。
そのため、目標の体重に達した後も、1ヶ月は同じ食生活、運動を続けて、体型を定着させましょう。
この記事へのコメントはありません。