[ダイエットは苦しい!?] 糖分は少ないほど良い!? 糖分が大敵とされるワケ

甘いものが大好きな方にとってダイエットはつらく過酷なもの。
ところが、世の中には甘く美味しいものがたくさん。
雑誌を読んでいてもスイーツ特集、テレビを見てても新発売のお菓子CM、街中を歩いていてもパフェ屋、喫茶店などなど、誘惑はいくらでもあります。
どうやったら甘いものへの欲求を抑えられるのか、と考えた方も多いと思います。

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現代において、砂糖、糖分はずいぶんと悪者扱いされていますが、糖分は人体の生命維持には不可欠です。
無駄なものではありません。
特に脳にとって、糖分、ブドウ糖は重要です。
糖分を摂らないと、頭がボーッとして、何も考えられなくなってきますが、これは実際に脳がガス欠になったサインでもあるのです。
糖分を長期にわたって摂らない状態が続くと、脳が萎縮するという研究報告もあります。

過ぎたるは及ばざるが如し――つまり砂糖が問題なのではなく、「砂糖を摂取する量」が問題ということです。
多すぎず少なすぎず適量が良いわけですが、その「身体にとっての適量」と「舌が欲する適量」にズレがあるんですね。
どうしてこのようなことになったのでしょうか?

飽食の現代において、糖分は余るほど摂取できましたが、人類の長い歴史において常に糖分は不足していました。
しかし、脳や生命維持のために糖分は不可欠。
そのため、糖分をできるだけ補給するように、舌の嗜好も変化していったと考えられています。

脂肪分もそうです。
長い長い飢餓の時代を経てきたために、人類は、よりカロリーのある肉類を欲するようになりました。
今ではそれが仇(?)となり、現代人を肥満、高脂血症、糖尿病などで苦しめているのです。

一方で、ビタミンC、カルシウムといった栄養素は足りていません。
もちろんこれらも身体には不可欠な栄養素であり、長期的に不足するとやはり支障が出てきますが、糖分の不足ほどには顕著に影響が表れにくいため、どうしても見過ごされがちです。

「身体にとっての適量」と「舌が欲する適量」にはズレを治すには、味覚そのものを変えでもしない限り出来ません。
しかしそこまでせずとも、うまく「舌をごまかす」ことで、甘そうなのに実は甘くないお料理、カロリーが少ないのに満足できるお料理を作ることはできます。
こういったお料理、工夫を改めて紹介してきたいと思います。

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